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糖尿病と年齢の関係性を知ろう

糖尿病は、我が国で大きな社会問題となっている生活習慣病の一つであることから、当然、成人した人が罹患すると考えている人が多いようです。しかしながら、近年では若年型糖尿病というものがクローズアップされるようになり、新たな問題となっています。

若年型糖尿病というのは、糖尿病の分類で言えば「1型」になります。一昔前に贅沢病などと揶揄された「2型」とは異なり、遺伝の要素が色濃く、言ってみれば自己免疫疾患のようなものなので、若年で発症することが多くなります。ここでは、若年性糖尿病である「1型」について、知っておきたいことについて解説していきます。

糖尿病は何歳くらいから注意が必要?

「1型」の糖尿病は、遺伝的な要素が大きく絡んでいます。つまり、患者さんの背景に家族歴のある糖尿病、ということです。では、このタイプの糖尿病に注意するには何歳くらいから注意しなければならないのでしょうか?

結論から申しますと、生まれたときからリスクがある、というのが正しいと思います。ただ、これはリスクの話であって、好発年齢はおおよそ10歳くらいであると言われています。小学校の健康診断で糖尿病のための尿検査をしますが、これは発症年齢に差し掛かっている子どもたちをスクリーニングするためのものです。

若年層に増えている糖尿病の特徴と原因

「1型」の糖尿病が起こる特徴と原因について説明します。家族歴のある遺伝的要素の強い糖尿病であると前述しましたが、遺伝的な要素というのは、ちょっと難しい話になりますが、生まれながらに特定型のHLA(ヒト白血球型抗原)を持つ人が、この「1型」の若年性糖尿病になりやすいです。

自分の体内で外部から侵入してくる有害なものと戦ってくれる免疫機能(自己免疫)が、同じく自分の体内にある膵臓の細胞に対して攻撃を加えるようになり、少しずつ破壊してしまうのです。

その結果、インスリンを分泌できなくなってしまい糖尿病となってしまいます。それから、そもそもHLAを持っている子どもは「1型」の糖尿病を発症しやすいと前述しましたが、それだけではありません。

例えば、なんらかのウイルス感染によって自己免疫が膵臓を攻撃しはじめること知られています。そうなると、膵臓の細胞は徐々に破壊されることとなり、最終的にインスリンの分泌ができなくなるのです。 男女比を見てみると、男子より女子の方が発症することが圧倒的に多いです。

若年発症糖尿病が女子により多いのではないかという印象は、一般にまた自験例についても存在したが、今回の調査の結果も女子が相当程度男子より多いことが裏づけられた。

出典:『日本の若年発症糖尿病 ~第1回 全国調査の成績~』三木 英司・丸山 博

https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/15/1/15_1_38/_pdf

ちなみに、若年層で発症するこの「1型」糖尿病ですが、まれに中高年で発症することもあります。それまで健康に過ごしていた人が急に糖尿病になってしまう、いわゆる「劇症1型糖尿病」というもので、急激に低血糖になってしまうことから命が危険にさらされることもあります。

糖尿病の予防策

「1型」の糖尿病の場合、予防策はほとんどないと思います。これが「2型」であるなら、例えば境界型などと診断された場合に、食事療法や運動療法などで糖尿病が発症することを回避することが出来ます。

しかしながら、「1型」では食事療法も運動療法も意味がありません。もし、家族・親戚に「1型」の糖尿病の人がいて、子どもにも遺伝している可能性があるという場合、または、小学校の健康診断で要再検査となった場合には、速やかに専門医を受診することをおすすめします。

糖尿病は、ただ単に血中の糖濃度が上がるだけの疾患ではありません。その病態と、合併症が非常に厄介なわけです。しかも、「1型」の場合には膵臓が機能しなくなりますので、早期発見早期治療を施さないと日常生活さえ難しくなってしまいます。

「1型」の糖尿病と診断されたら、まずはその現実を受け入れて、そして病態をよく理解して、生活のいろんな場面で起こりうることに、いかに対処していくかを熟知しておく必要があるでしょう。

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