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検査

ここでは、糖尿病の検査項目や数値の見方などについて紹介しています。

糖尿病になるとどうなるの?

通常、食事で増えた血中の糖(ブドウ糖)は膵臓から分泌されるインスリンで代謝されるため、血糖値は数時間で元に戻ります。しかしインスリンの作用や分泌が正常に行われないと、糖代謝に異常が起こって慢性的な高血糖状態が続いてしまいます。これが、糖尿病なのです。

まだ早い段階ではあまり症状を感じませんが、進行すると、多尿(頻尿)や喉の渇き、体重の減少、疲れやすさ、倦怠感といったような症状が現れてきます。さらに進むと糖尿病腎症や糖尿病神経障害、糖尿病網膜症などの合併症も引き起こされます。また、メタボ(メタボリックシンドローム)にくわえて喫煙をはじめとした危険因子が多く重なると、心筋梗塞や脳梗塞といった命にかかわる重大な疾病にもつながります。

糖尿病の検査項目&診断

 糖尿病を診断するには、血液検査をする必要があります。一般的に、以下に挙げる4つの項目を測定します。

検査項目

早朝空腹時血糖値

一般的に、前日の21:00から絶食をして翌朝の食前に採血を行う(通常、朝食前の血糖値が最も低いとされる)。

随時血糖値

食事の時間にかかわらず測定した血糖値。

HbA1c(ヘモグロビンA1c)

過去1、2ケ月の血糖を反映する指標(糖尿病でなくても高い値が出る場合あり)。

75gOGTT(75g経口ブドウ糖負荷試験)

最も確実な診断が行える検査(明らかな高血糖が推測できる場合は「随時血糖」または「早朝空腹時血糖」を測定)。早朝空腹時血糖値を測った後75gのブドウ糖溶液を飲み、30分後・1h後・2h後の血糖値を測定する。診断には2h後の血糖値を用いる(30分後・1h後の値は高リスクな患者を見出すのに役立つ)。

数値の見方(診断)

【1】早朝空腹時血糖値 126㎎/dL以上
または75gOGTT2時間値 200㎎/dL以上または随時血糖値200㎎/dL以上

【2】HbA1c(HGSP) 6.5%以上[HbA1c(JDS) 6.1%]

  • 1か2のどちらかに当てはまるときは「糖尿病型」という診断がされ、2度目の検査で同じ結果が出たときに「糖尿病」という診断がなされます。
  • 食後2時間血糖値が140mg/dL未満・空腹時血糖値が110mg/dL未満ならば「正常型」という診断が行われます。
  • 「正常型」「糖尿病型」のどちらでもない人は、「境界型」つまり予備軍という診断になります。これ以上悪化しないよう、食生活や生活習慣を見直すなど医師の指示を仰ぎましょう。

自宅で出来る糖尿病検査

糖尿病かどうかをチェックするには、病院などの医療機関のほか、自宅で検査キットを使って手軽に調べることもできます。
郵送で送られてくる検査キットを使い、血液の中の糖を測定し、その結果を一度検査元に反して、後から結果を診断してもらうという方法になります。 指定の場所(自宅など)に送られてきた検査キットを使えば、病院に行かなくても簡単に糖尿病の有無が判定できます。

検査キットは市販のものがいくつか販売されていますが、何をもって糖尿病と判断するかは、キットによってそれぞれ異なります。
商品によっては、血糖なのかHbA1c(ヘモグロビンA1c)なのか、それとも尿糖を測るものなのか違いがありますので、詳しくは検査キットに書かれている説明や商品説明を読む必要があります。

糖尿病検査キット

一般的な糖尿病の検査キットは、血中の糖の量を測るものです。以下のような流れで使用します。

【1】商品の購入

【2】検診申込書に住所などの必要事項などを記入し、送付する

【3】検査キットが指定の住所に届く

【4】取扱説明書を読み、キットを使って血液を指先の腹から採取する

【5】採取した血液をキットの中に入れて、そのまま検査センターや医療機関に返送する

【6】後日、検査結果がメールや郵送にて届けられる

尿糖検査キット

尿中の糖を検出する検査キットも販売されています。検査紙はドラッグストアやインターネット通販などから購入でき、数枚単位からまとめて販売されています。 こちらは自身の尿を採取し、検査紙に浸して、尿の中の糖の割合を測るというシンプルな方法です。
肌に針を刺す必要がなく、手軽に尿糖の有無を調べることができます。 結果が「プラス」になっていると糖尿病の「疑い」があるとされていますが、これはあくまでも疑いであり、気になる場合は病院で正確に尿糖をチェックする必要があります。

尿検査は空腹時や食前などに行う必要がありますので、万が一タイミングを逃してしまうと、尿中から糖が出てしまう可能性もあります。 あくまでも自宅での検査は参考として考え、正しい使い方を守りながら診断を行う必要があります。

HbA1c検査キット

血糖や尿糖ではなく、血中のHbA1c(ヘモグロビンA1c)と呼ばれる成分の値を測定して、血糖値の状態を把握するキットも販売されています。
こちらは血糖コントロールがどうだったかを把握するための指標になるもので、採血をしてから結果を医療機関や検査機関に提出し、結果を返送してもらいます。

血糖検査キットと同じように、HbA1c検査キットについてもインターネット通販やドラッグストアで手に入れることができます。病院に行く時間がない時や、血糖チェック以外にもHbA1cの値を把握したい場合におすすめです。

指示書通りに使うことが大切

現在、便利な検査キットの登場によって、さまざまな方法で血糖値や糖尿病の有無を把握できるようになりました。
しかし、尿糖検査のキットのように、タイミングを間違えると反対の結果が出てしまう場合もあります。必要がないのに間違って病院を受診してしまったという勘違いもありえますので、必ず指示書や取扱説明書の通りに使うようにしましょう。

結果はその場で分かるわけではないので、結果が出るまでに不安に感じる場合は一度病院を受診することもできます。 また、指先から血を採るタイプの検査キットは、慣れるまでに恐怖や不安を感じたり、にぶい痛みが不快に感じられるという意見がみられます。

最初のうちは怖いと感じるかもしれませんが、指示書通りに行うことで必ず正しい採血結果が得られますので、検査キットの使い方にしたがって正しく使用されることをおすすめします。

正確な検査は病院で

自宅でできるさまざまな検査キットを紹介しましたが、判定結果が良かったからといって安心するのは禁物。 簡易的な検査ではわからない何らかのリスクを抱えている場合がありますし、反対に判定結果が悪い場合は、病院で正しく体のコンディションを診てもらう必要があります。

糖尿病は早期発見と早期治療が欠かせません。ぜひ上手に検査キットを使い、糖尿病のリスクと前向きに向き合っていきましょう。

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