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【栄養単位とは】栄養バランス配分の考え方

ここでは、糖尿病の「栄養単位」についてくわしく解説しています。栄養単位は、摂取可能なカロリーを把握しやすくする考え方です。

糖尿病の食事制限の考え方
カロリー計算をしやすくする「栄養単位」

糖尿病の食事療法では、「単位」という考え方を用いてカロリーの計算をします。あらゆる食品の「80kcal」を1単位として換算する考え方です。
さまざまな食品のカロリーを数値で覚えるのはとても難しいですが、この単位を使って計算すれば献立も作りやすく分かりやすいため、糖尿病の食事療法においてよく使われるのです。

たとえば1日の指示エネルギー量が「1,600kcal」ならば、「20単位」ということになりますね。
この20単位の中で、どのような分類の食品を何単位ずつ配分するのか(どの栄養素からどれぐらいの割合でカロリーを摂取するのか)という計算をしながら献立を考えるわけです。

単位配分例をチェック

前ページでも説明したように、理想的な栄養バランスとは、1日の摂取エネルギーの50~60%を炭水化物から摂り、タンパク質は体重1kgあたり1.0~1.2g摂り、残りのエネルギーを脂質から摂るというもの。これを踏まえて以下に、1日の単位配分例を挙げてみました。図の中の「表1」「表2」…というのは糖尿病の食事療法で使われる「食品交換表」における分類ですが、詳細は次ページで解説しているのでここでは図の理解のために簡単な概要だけ記します。

  • 表1:穀類、イモ類、豆類(大豆及びその製品を除く)、炭水化物の多い野菜及び種実類
  • 表2:果物類
  • 表3:魚介、肉類及びその加工品、卵、チーズ、大豆及びその製品
  • 表4:乳類及び乳製品(チーズを除く)
  • 表5:油脂類及び多脂性食品
  • 表6:野菜類(炭水化物の多い一部の野菜を除く)、海草類、キノコ類、コンニャク

【1日1,200kcal(15単位)/炭水化物50%の場合】

食品の分類 表1 表2 表3 表4 表5 表6 表7
単位 5 1 4.5 1.5  1.2  0.8 

【1日1,600kcal(20単位)/炭水化物55%の場合】

食品の分類 表1 表2 表3 表4 表5 表6 表7
単位 9 1 5 1.5 1.5 1.2 0.8 

【1日1,840kcal(23単位)/炭水化物60%の場合】

食品の分類 表1 表2 表3 表4 表5 表6 表7
単位 12 1 5 1.5 1.5 1.2 0.8

このような単位配分で献立を考えると、栄養バランスの良い食事がとれます。また、食事は1日3食を基本として、それぞれの食事においてエネルギー量・単位配分ができるだけ均等になるようにしましょう。1食にエネルギーが偏ってしまうような食事は血糖コントロールを乱すため好ましくありません。

各食品の1単位あたりの目安量

最後に、1単位(80kcal)あたりの、代表的な食品の目安量をまとめてみました。

  • 6枚切りの食パン…1/2枚(30g程)
  • ご飯…小茶碗に1/2程度(50g程)
  • 魚(鯵)…中1尾(60g程)
  • 卵…小 1つ(50g程)
  • きぬごし豆腐…1/2丁(140g程)
  • マヨネーズ・バター…大さじ軽く1杯(10g程)
  • 牛乳…コップ1杯分(120g程)

いま挙げたような毎日の料理によく使う食品については、1単位の量を覚えておくと便利ですね。

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