食事療法を正しく理解!糖尿病食におすすめの宅配弁当も徹底リサーチ!

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控えた方がよい食べ物

糖尿病患者さんが食事の際に食べてはいけないものはあるのでしょうか?
食べるのを控えた方が良い食品や注意が必要な食品についてまとめています。

糖尿病だと食べてはいけないものはあるの?

糖尿病の人にとって良くない食品とは、簡単に言ってしまうと“血糖値を上昇させやすい食品”です。
血糖値が高くなることによって、さまざまな症状が現れてくるわけですからね。また、脂質やカロリーの多い食材も避けましょう。
糖尿病の食事療法では医師からカロリー指導があるので、その範囲内におさまる食事ができるよう、脂質の多いものや高カロリーのものには注意を図る必要があるのです。

糖尿病患者が注意すべき食べ物は?

各食品の消化スピードはそれぞれ異なりますが、その早さを表すものとして「GI値」があります。この値が高いものは食後の血糖値を急速に上げるため注意が必要です。
たとえば、精製された炭水化物。白米やうどん、精製された小麦粉で作られたパンなどですね。糖尿病の人は、これらの食品はなるべく避けた方が良いです。
また、海老フライなどの揚げ物も注意。パン粉や小麦粉を使う衣もありますし、そもそも油はとても高カロリーです。
飲み物などにかんしても、糖分の多い清涼飲料水は避けてシンプルな水やお茶を選ぶようにしましょう。

その他にも注意すべき食品は色々とありますが、以下に一覧でまとめてみました。

糖尿病の方が注意すべき食品を一覧

魚介類 練りもの、佃煮類、味付け缶詰め
→練りものをはじめとして、魚介だけではなく塩分も大量に含んでいるため、塩分過多になってしまう恐れがあります。高血圧になってしまわないように、1日6g未満に抑えなくてはいけません。
肉類 味付け缶詰め
→こちらも塩分の量が問題です。味付けがされているものは塩分も多く、加工食品なので添加物も心配です。お肉を食べる時は最初から味付けがないものを選び、自分で味付けしましょう。
野菜類 レンコン、カボチャ、ソラマメ、トウモロコシ、くわい、ニンジン(控えめ)、ユリ根、甘い煮付けの漬物
→野菜はヘルシーで糖尿病の食事療法であっても食べやすい、と思うかもしれませんが、野菜の中にも糖質が高いものがあります。それがレンコンやカボチャなどです。甘い煮付けの漬物にはもちろん糖分が多いので、摂取量に気を付けなくてはいけません。
豆類 きな粉、小豆、大豆(いり豆)、インゲン豆(うずら豆、金時豆等)
→たんぱく質を多く含んでいる豆類ですが、同時に脂質も多く含まれています。摂りすぎると脂質の過剰摂取になってしまうため、食べる量には気を付けましょう。
イモ類 サツマイモ、里芋、山芋、ジャガイモ、マロニー、くず粉、春雨、くずきり、コーンスターチ、片栗粉
→糖質の多さが糖尿病の食事療法には問題です。多く食べ過ぎないように、量を調整して食べる必要があります。
穀類 米(ご飯、餅)、蕎麦、小麦(麺類、パン類、餃子の皮、小麦粉)、ビーフン、コーンフレーク
→炭水化物の中でもでんぷんを多く含みます。こちらもイモ類と同じように食べ過ぎは避けましょう。
種実類 銀杏、くり、蓮の実、とちの実、ピーナッツバター
→種実類には血中脂肪値を改善させるという働きがあるとされていますが、摂りすぎは脂質の過剰摂取になる可能性があります。
藻類 佃煮類
→佃煮は塩分や糖分をたくさん含んでいます。塩分も糖分も糖尿病の食事療法には大敵です。
果実類 イチゴ、リンゴ、夏みかん、琵琶、アボカド(※その他果実全般はなるべく控えめに)、フルーツ缶詰め、ドライフルーツ、ジュース類
→種実類には血中脂肪値を改善させるという働きがあるとされていますが、摂りすぎは脂質の過剰摂取になる可能性があります。
乳製品 加糖ヨーグルト、牛乳
→カルシウムを補うためには必要ですが、問題は脂質。健康にいいとして、飲みすぎたり食べ過ぎたりするのは避けましょう。加糖ヨーグルトの場合は糖分も多く含まれます。
調味料 甘味噌(白味噌)、ケチャップ、コンソメ、オイスターソース、ウスターソース、とんかつソース、チリソース、焼肉ダレ、ポン酢、顆粒風味調味料、カレー・ハヤシ・シチューのルー、酒粕、蜂蜜、砂糖
→味付けをするために作られている調味料には、想像以上に塩分や糖分が使われています。脂質も多く含まれているので、濃い味が好きな人は薄味へとシフトチェンジすることをおすすめします。
嗜好飲料 ビール、発泡酒、清酒、ワイン(赤ワインは控えめなら良い)、白酒、梅酒
→アルコールは血糖値に悪い影響を与えることがわかっています。糖質も多く含まれているので、できれば禁酒が理想的です。 ただしいきなり禁酒は厳しいので、まずは減らすところから挑戦してみてください。ノンアルコール飲料や、糖質が少ないアルコールを選んで飲むようにしましょう。
菓子類 砂糖を含む菓子、米菓子、スナック類
その他清涼飲料水(スポーツ飲料類、100%果汁)

→お菓子はどんなものでも、砂糖を多く含んでいます。糖尿病の食事療法では真っ先に見直さなくてはいけない食生活です。またお菓子だけではなく清涼飲料水にも糖分が多いので、気を付けなくてはいけません。

注意するべき食品を知ることが大事

注意するべき食品がわかれば、食べられる食品を知ることができます。食品を知るだけではなく、食事の仕方も今までと変えなくてはいけません。

・基本は、朝・昼・晩の食事をきちんととることです。間食はごくごく控えて
・コーヒーや紅茶にはなるべく砂糖は入れないように、どうしても欲しいなと思ったら、代用となる人工甘味料を持ち歩いてみるのもよいでしょう
・職場での昼食は、なるべくなら弁当持参にしてみては?コンビニのお弁当よりぐっとカロリーを控えることができます ・外食をするときは、和食や和風の定食をとる機会を多めに
・バター、マーガリンやドレッシング、揚げものや油炒めなどはカロリーが高いので注意しましょう
・味つけが単調になりがちであれば、調味料や香辛料、ハーブ類などバリエーションをかえることで飽きのこない食事になります ・野菜、海草、玄米、麦ごはん、キノコ類などから食物繊維を積極的にとりましょう ・主菜をとりすぎる場合が多い方は、おかずの量に注意してみましょう

出典: DM TOWN:糖尿病は予防できる?
http://www.dm-town.com/oneself/yobou01.html

こちらが気を付けるべきポイントです。食べてはいけない食品を意識して、食事を考えてみましょう。

控えた方が良い食品やカロリー計算など、毎日の献立を考えるには大変です。どうしても献立のバリエーションが少なくなり、飽きてしまって食事の時間を楽しめなくなることも。
宅食弁当などでバリエーションを付けたりするのもおすすめです。最近は安価で、美味しいお弁当が増えているようです。

ケーキやアルコールはなるべく避けて。

スイーツやケーキは量が少なくても高カロリーなことが多いので、なるべく避けてください。
ケーキスポンジやマドレーヌといった焼き菓子には卵・小麦粉・バター・牛乳等が使われますし、トッピングされるクリームやチョコレートなども血糖値によくありません。

アルコールにかんしては、アルコールそのものが持つ作用やアルコール代謝に伴って血糖値に影響を及ぼします。
適度な摂取は良いとも言われますが、過度な摂取は発病の危険性をアップさせるうえ、膵障害や肝障害が加わるとコントロールの困難な糖尿病となってしまうので注意が必要です。
血糖のコントロールが良好であって、合併症もとくにない人の場合は、量やおつまみに配慮すれば適度に飲むことは大丈夫かもしれません。

お酒が大好きだけど、糖尿病に悩んでいる方におすすめの「ノンアルコール飲料」。アルコールが含まれていないぶん、肝臓などの臓器への負荷が少なくて済みます。飲料によっては糖質が含まれている場合があり、飲みすぎはもちろん健康に良くありません。しかしビールなど尿酸値を上げるアルコール飲料に比べれば、血糖値への影響はあまり大きくはなく、ノンアルコールに置き換えることで断酒を目指すことも可能です。

ノンアルコール飲料と食事療法への取り入れ方について見ていきましょう。

ノンアルコール飲料とは?

ノンアルコール飲料とは、アルコールが含まれない「アルコールテイスト」の飲料のことです。一見複雑ですが、アルコールの配合量が0.05%以下であれば、ほぼアルコールが含まれていない状態とされています。

0.05%とごく微量であっても、規定に当てはまっていれば「Alc. 0.00%」「ノンアルコール」と表記することができ、日本では清涼飲料水として扱われています。
スーパーやコンビニへ行くと、ノンアルコール飲料はアルコールの売り場に揃っています。しかし分類としてはお酒ではなく清涼飲料水となりますので、ジュース類との共通点もみられます。

糖尿病の方におすすめのノンアルコール飲料

糖尿病治療中の方でも飲めるおすすめのノンアルコール飲料を紹介します。

ノンアルコールワイン

その名のとおりワインの味がするノンアルコールドリンクです。アルコール入りの通常のワインと同じく、お肉やお魚と一緒に美味しく飲用できる飲みものです。ふだんアルコールをよく飲む方が、休肝日などを設ける際に使うほか、糖尿病療法食で治療を続けている方にもおすすめのノンアルコールワインです。気分転換やちょっとした雰囲気づくりに最適。水やお茶だけでは物足りない時にもおすすめです。

「ヴィンテンス・メルロー (VINTENSE Merlot)」
ベルギー大使館推奨商品であり、本物のワインを脱アルコールした本格派。アルコール度数0.0%で、安心して飲用していただけます。

ノンアルコールスパークリングワイン/ノンアルコールシャンパン

こちらはシードルを脱アルコールし、シャンパン風に仕上げたドリンクです。乾杯のシーンや休肝日など、さまざまなシチュエーションで使えるノンアルコール飲料です。

「セレブレ(Celeble)ノンアルコールスパークリング」
アルコールを生成しない製法で発酵させた白ワイン種のぶどう果汁を使った、本格派のノンアルコールスパークリングワインです。

ノンアルコール飲料を選ぶ際の注意点

糖尿病治療中の方がノンアルコールドリンクを飲む場合、注意すべき点について見ていきたいと思います。

糖質が含まれていないものを選ぶ

特に注意したいポイントは、「カロリーゼロ」や「糖質ゼロ」という表示です。たとえば、カロリーゼロの飲料の場合、100mlあたりのエネルギーが、5kcal未満のものはすべてカロリーゼロと呼ばれます。

糖質ゼロの飲料は100mlあたりに含まれる糖質が0.5g未満、糖類ゼロのものは100mlあたりに含まれる糖類が0.5g未満と決められており、たとえ0kcalであっても、たくさん飲めば飲むほどにカロリーが摂れてしまいます。ゼロと書いてあっても必ずしも0ではなく、微量ながら糖分が含まれているものが多いので、知らないあいだに糖分を摂取してしまわないよう気を付けたいところです。

飲みすぎには要注意

1と同様に、飲みすぎはカロリーと糖分の摂取を招くばかりか、水太りなどダイエットを阻害するリスクも伴います。ノンアルコールだから酔わない、太らないと安心するのではなく、飲みすぎには注意が必要です。

プリン体にも注意を

尿酸値が高い方の場合、ノンアルコールビールに含まれているプリン体にも注意をしてください。プリン体の摂りすぎは痛風など、糖尿病にも似た症状を発症させる可能性があります。

食べる順番も重要?

糖尿病のための食事療法で大事なのは、まず食べる物を変え、食べる量を抑えることです。今まで好きなように食べてきた場合、食事を変えたり量を抑えたりすることは決して簡単なことではありません。それをクリアしたら、さらに大切なことが。それは「食べる順番」です。

従来,糖尿病の食事療法は,個々の病態や生活習慣に応じた適切なエネルギー量,糖質量,タンパク質量,脂質量および栄養バランスをとること,すなわち何をどれだけ食べるかに重点が置かれていた.しかしながら,何をどれだけ食べるかだけでなく,どのように食べるかによって,食後血糖値やインスリンなどホルモンの分泌が変化することが明らかになってきた.

出典:『食事療法のエビデンス—食べる順番の血糖上昇抑制効果 』今井 佐恵子, 梶山 静夫
http://medicalfinder.jp/doi/abs/10.11477/mf.1552200586

というように、食べるものよりも食べる順番を考える必要がある、とされています。

野菜から先に食べる

食べる順番を考えるうえで、まず先に食べてほしいのが野菜です。今はべジファーストなどと呼ばれており、野菜を先に食べるだけで血糖値が急激に上昇しづらくなる、ということがわかっています。実際に実験をした結果もあります。

野菜から先に摂取すると,米飯から先に摂取した場合と比較して,30分後の血糖値は217±40 mg/dlから172±31 mg/dl(p<0.01),60分後は208±56 mg/dlから187±41 mg/dlと低値を示した.インスリン値も30分後,60分後共に有意に抑制された.「食べる順番」を重視した容易な教育方法が食事指導に重要であると考える.

出典:『糖尿病患者における食品の摂取順序による食後血糖上昇抑制効果』今井 佐恵子, 松田 美久子, 藤本 さおり, 宮谷 秀一, 長谷川 剛二, 福井 道明, 森上 眞弓, 小笹 寧子, 梶山 静夫
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo/53/2/53_2_112/_article/-char/ja/

野菜から先に摂取すると,米飯から先に摂取した場合と比較して,30分後の血糖値は217±40 mg/dlから172±31 mg/dl(p<0.01),60分後は208±56 mg/dlから187±41 mg/dlと低値を示した.インスリン値も30分後,60分後共に有意に抑制された.「食べる順番」を重視した容易な教育方法が食事指導に重要であると考える.

となります。こういう結果から、糖尿病患者の食事療法では食べる順番を指導することも大切、とされています。

糖質は最後に

べジファースト、というのは野菜が最初という意味ですが、それと同じような意味として使われているのがカーボラストです。これは糖質を最後、という意味です。いわゆる主食、炭水化物を最後に食べるようにしましょう。食べる順番は野菜を最初に食べるだけではなく、最後まで順番を守って食べなくてはいけません。

食べる量が自然と減る?

暴飲暴食をしていた人が、食事の量を減らすのって大変ですよね。食べるものよりも食べる順番が大事とはいえ、食べ過ぎによるカロリー摂取は控えなくてはいけません。食べる量が減ってしまうと、食事の不満につながってしまいます。我慢しすぎて食欲が爆発してしまうのが避けなくてはいけません。

野菜から食べるようにすると、野菜を食べ終えてから次…となるため、最後に食べるべき炭水化物にたどり着いたときはある程度お腹が満たされているはずです。その結果、いつもはご飯を山盛り1杯食べていた人でも残してしまうようになるのだとか。これは決して食べる量を無理に減らしているわけではなく、炭水化物の量だけが減っている、ということです。野菜はカロリーが低いのでたくさん食べてもOKですよね。満足度はそのままでカロリーは抑えられる、というメリットもあります。

調味料には要注意

野菜を最初に食べて糖質を最後に食べる、それさえ守っていればいいのかというと、それ以外にも注意するべきことはあります。それは調味料です。例えば、野菜を先に食べればいいと思ってサラダを食べる場合、味付けにドレッシングをたっぷりとかけてしまっては意味がありません。

調味料には糖質が意外と多く使われていますし、ドレッシングだと脂肪分にも気を付けましょう。無理に減らして味気ない食事をする必要はありませんが、調味料も使いすぎないように心がけましょう。

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